ついにレスリーを追いかけSTEM装置のある場所まで辿り着いたキッドマン。
最後に彼女を待ち受ける選択とは。
無事に生還することができたのか。
そしてラストに知る衝撃の事実とは。
「ザ・コンセクエンス」ネタバレ攻略日記、ついに最終回です。
前回記事はこちら。
良い意味で実に後味の悪いエンディングでした。
ついに影男との対決 偽キッドマンの動きがキテて良い
STEM装置に繋がれた自分やセバスチャン達を発見したキッドマン。
「わたしも つながれていたんだ 彼らと同じように…」
とつぶやくキッドマン。
では一体「その自分の身体を見ている今のキッドマン」とは何なのでしょうか。
現実にある身体を見ている自分。
まるで幽体離脱のようです。
レスリーの後を追うキッド。
しかしここでセバスチャンに阻止されてしまいます。
本編(セブ目線)では完全にキッドが邪魔をしているようにしか見えませんでしたが、今となってはむしろセブが何も知らずに邪魔をしているように見えてくるから面白いものです。
とそこで本編と同じ巨大な脳のモニュメントが登場。
液体になってしまうレスリー。
本編ではその後ルヴィクとの最終対決になるわけですが、キッドの場合は影男が現れます。
オシャレ空間で影男と対面。
何かに雰囲気が似てるな~と思っていましたが思い出しました。
映画「インセプション」ですね。
人の夢の中にダイブするという個人的に非常に好きな内容の映画。
ここに登場するセットの雰囲気にとても似ているんですね。
STEM装置なんかの発想もけっこう似た所がありますし、影響は受けているのかなと思います。
観たこと無い方、オススメですよ。
「君は失敗した」と言う影男。
細かいのですがここで注目してもらいたいのが目の瞳孔。
暗い場面ではキッドの目の瞳孔は大きくなっていますが、明るくなると瞳孔が小さくなります。
この細かな演出が実に拘っていていいなと思います。
再プレイする機会があったらぜひ確認してみてください。
影「たったひとつの簡単な命令も守れなかった」
キッド「違う!これは現実じゃない!あなたもそうよ!」
影「信じたいように信じがいい しかし現に私はいる」
キッド「この世界は悪夢よ・・・ でももうあなたは怖くない」
影「やはり君は何も分かっちゃいない 君は大いに恐るべきだ」
影「君は我々のものだ 失敗した時の代償は分かっているはずだ!」
ここで影男(Administrator)との最終対決が始まります。
分身しながらゆっくりと迫ってくる影男。
攻撃してくる時に赤い光を発しているものが本体なので、攻撃後の好きを狙ってショットガンを数回浴びせます。
そんなに難しくなく倒すももちろんこれでは終わりません。
狭く障害物のあるステージとなり、今度はやたら気持ち悪い動きをする偽キッドマン二体との対決に!
ゆっくり動いたかと思えばビデオを早送りしたかのように急に迫ってきたりする偽キッド。
初めて見た時気持ち悪すぎてとても怖かったです。
しかしそれが逆に印象深く良かったところでもあります。
サイレントヒルのような気持ち悪さ。
気持ち悪いながらも興味を持ってしまう。
敵ながらあっぱれな演出でした。
何度かリトライして二体とも撃破するとついに影男とラストバトル!
柱に隠れ影男が放つ壁の波を回避しつつ奴に近づいていくと
巨大な影の腕を出し襲い掛かってくる影男。
攻撃する際赤く光っている時が攻撃を与えるチャンス。
一発撃ったら反対側の端にダッシュするのを繰り返し両腕を撃退!
最後に残った影男本体にショットガンを撃ちこめば終わりです。
余談ですが、KURAYAMIモードのみ最終対決時になぜかフラッシュライトではなくケミカルライトを装備します。
これを影男に投げると何かが起こります(笑)。
どうしても知りたい方はこちらの動画をどうぞ。
エンディング まさか「あの人の名前」が出てくるとは・・・
トドメを刺すと近代的な建物に変わり、行き止まりの前には影でなく身体が存在するメビウスの偉い人が這いつくばっています。
キッドのすぐ横にはセーブ場所であった革張りのソファ。
そしてその上には拳銃が置かれていました。
拳銃を手に取るキッド。
足を引きずりながらもゆっくりと男に向かい歩いていきます。
「勝ったとでも思っているのか? はたして本当にそうだろうか」
「私は君と共にある 永遠に」
と謎のセリフを吐き続ける男。
非常に不気味なセリフ回しです。
ついに男に銃口を向けたキッド。
「あなたは知らない 私は想像以上に強い」
とキッドは男に話し、トドメを指します。
ここでR2ボタンを押すと拳銃を発砲してエンディングに行きます。
しかしひねくれ者のバイオっさん。
初回は「発砲したら逆にバッドエンドになるんじゃね?」
と思いあえてボタンを押さず放置していました。
まあ結果は強制的に発砲して終わっただけなんですが(笑)。
発砲すると
「自分の行動に対して責任を取る覚悟はできているか?」
というまた意味深な捨て台詞を男が吐いて、
STEM装置の前に場面が切り替わります。
目の前には横たわるメンバー達。
キッド自身がなぜ繋がれていない状態で立っているのかが疑問ですね。
むせ返りながら最初に目をさますのはレスリー(中身はルヴィク?)。
「そんなはずは・・・」
と同様するキッド。
ふと中央のルベンの脳みそを見ると・・・
何者かがすでに持ちだした後のようでカプセルには何も残っていません。
一体誰が持ちだしたのでしょうか。
フラつきながらゆっくりとレスリーに近づくキッド。
しかし後ろからメビウスの研究スタッフに押しのけられ、
「エージェント キッドマン! ここからは任せて」
と知らない女性に話しかけられます。
間髪入れず女性に
「どのくらい寝てた?」
とキッドが尋ねることから、キッドはこの女性を知っている様子。
恐らくこれまでアーカイブに出てきた音声資料でキッドマンに質問したり任務を与えたりしていた女性だと考えられます。
キッド「どのくらい寝てた?」
女「最初のパルスから37分」
キッド「私達はどうやってここに・・・?」
「何のことかしら」
としらばっくれている素振りを見せる女。
「あっ 少し時間を 頭の整理を・・・」
と言いかけている所でメビウススタッフがあり得ない人の名前を呼びます!
マイラだと!?
行方不明になったとされているセバスチャンの妻の名前じゃないか!
訳が分かりません!
「早速だけど戻り次第彼に報告することになっているわ」
え?彼ってもしかしてさっきトドメを刺したはずの
メビウスの偉い人ですか?
なぜ生きているのかさっぱり分かりません。
「マイラ・・・」
とつぶやいた後、セバスチャンを見るキッド。
後ろを振り返ると男に説明している様子のスーツ姿の女性(タティアナ?)と床に落ちたジョセフの眼鏡、そしてメビウススタッフに引きづられ運ばれていくジョセフ自身の姿が!
ジョセフは生きていたのか!?
なぜ使い方を知っているのか知りませんが端末を操作してセバスチャンを目覚めさせようとします。
しかし操作中急に手に痛みを覚え、手のひらを見てみると・・・
いつの間にか影男と同じ刻印が手のひらに刻まれていました。
「彼らの言った通り・・・ 私は失敗した・・・」
「でもあなたは・・・ 借りができたわね・・・」
これはセバスチャンに向けて言ったセリフなのでしょうが、何が彼女にとって借りができたことに該当するのかが分かりません。
「これが本当のお目覚めよ セバスチャン 探しているものが見つかるといいわね」
この探しているものとは妻マイラのこと?
そして最後にキッドは他のスタッフにこう命令します。
「放っておいて むこうのもね どうせ逃げられない」
最後に影男の声で
「誰も」
と言った所で終了です。
「ザ・コンセクエンス」の感想
と言った所でジュリ・キッドマンシナリオが全て終了しましたので感想などを。
もうね、一言でいいです。
最っ高に面白かった!
まさかここまで完成度の高いDLCと結末を用意してくるとは!
非常に驚いたと共に感動しました!
「なんだこれー!!最高に面白かったー!!」
とエンディングを観た直後に思わず口に出してしまいました。
それくらい終始完成度が高く中毒性のあるストーリー展開でした。
アサインメントが面白すぎたので正直コンセクエンスでちゃんといいエンディングを迎えられるのか大変不安でした。
しかしこの、この気持ち悪いながらも考察せずにはいられない素晴らしい終わり方!
もう本当に最高の出来でした。
このDLCをクリアした後、10数年ぶりに同じゲーム(アサインメント~コンセクエンス)を何度も周回プレーしました。
それくらいに面白かったのです。
コンセクエンスまでプレイして私は思いました。
「サイコブレイクはかつて三上真司氏自らが手がけた名作「バイオハザード1」に匹敵する名作ホラーゲームになった」
と。
お世辞ではなく本当にそう思いました。
それはゲーム自体の完成度だけではありません。
ゲームにかけるスタッフ達の魂の込め方まで含めてそう思ったのです。
真面目な部分やふざけた分を含め、スタッフ自身が楽しみ、苦しみ挑戦して生み出した妥協ない手作り感溢れるインディーズ作品。
そのゲームに向けた愛情がバイオハザードに負けないくらい注がれていたのがこのサイコブレイクという作品なのだと私は思います。
バイオハザードの優れた点はスタッフがインディーズ精神で挑んだこと。
そんなインディーズ魂、新しいことに全力でスタッフがぶつかるゲーム作りに私は大変心を打たれました。
これまでサイコブレイクについて他のどんなサイトよりも記事を書いてきた私。
ここに至るまで様々な思いはありましたが、最後の最後で
「サイコブレイクに出会えて本当に良かった!」
と思えたことが最高の幸せです。
残す所DLCはあと一つ。
それが出てしまったらこの「サイコブレイク」という一つの祭りが終わってしまうかと思うと非常に切ない気持ちになります。
ですが期待しないわけには参りません。
最後の「ザ・エクセキューショナー」まで全力で遊び、記事を綴り、サイコブレイクの全てを記録していこうと思います。
読みにくい部分などあるかと思いますが、どうぞ最後までよろしくお付き合いください。
最後に一言。
タンゴゲームワークス様、良いゲームを本当にありがとうございました。