バイオハザード2HDリマスター版が発売される理由とは?リメイク化の可能性は?今後バイオシリーズのHDリマスター化は続くのか?
バイオハザード2HDリマスター発売の噂は本当か。また、リメイクの可能性はあるのか。
今話題となっているバイオハザード2のHDリマスタープロジェクトについて書いていきます。
・バイオハザード2 HDリマスター発売はあるか?
上の画像は非公式で開発されているという「リメイクバイオハザード2」です。
作っているのはイタリアの方らしいですがすごい完成度ですね。
バイオハザード2への愛情が伝わってきます。
それはさておきバイオハザード2HDリマスター版発売の可能性についてですね。
これは確実にあると思います。
GC版リメイクバイオハザードのPS3・PS4用HDリマスター版が予想以上の反響だったということは大きな要因でしょうね。
バイオ1の焼きまわしが成功したのならデータが古くともシリーズ中一番のセールス数を誇るバイオハザード2を焼きまわししない訳はありません。
発売からずいぶん年数の経過した過去のバイオシリーズ。
特にバイオハザード1~3までをプレイしたことのない方も今や大勢いるはずです。
そんな人のために過去のシリーズをHDリマスター化して販売するというのはバイオハザードの魅力を知ってもらう良いきっかけとなるはずです。
特にバイオハザード2はシリーズ中最も人気のあるキャラであるレオン・S・ケネディが初めて登場する作品です。
ならば発売しないわけがないでしょう。
スクウェア・エニックスもPC版ファイナルファンタジー7のHDリマスター版をPS4で発売することを発表しましたし、同じような商法をカプコンが取らないわけはないでしょうね。
そしてカプコンは今後もバイオハザード0など過去の作品を再販する可能性は非常に高いです。
シリーズファンにとってこの動きはポジティブにも受け取れますが、同時にネガティブにも受け止められます。
なぜならばもはやカプコンは売れるバイオハザードを新たに生み出せなくなってしまったとも考えられるからです。
GC版バイオハザード4以降、バイオハザードらしい魅力と世界観を持ったバイオハザードは残念ながら登場していません。
なぜならば4以降、バイオハザードの舵取りをしてきた三上真司氏がいなくなってしまったからです。
バイオハザード5はTPSシューティングとして一応成功してはいます。
しかしあの作品にバイオハザードらしさはありません。
バイオ5には開発陣の、そしてなにより三上氏が得意とするこだわりが見られないからです。
バイオ5はゲームとしては優秀だったかもしれませんが、バイオハザードシリーズ特有の匂い、臨場感、空気を感じることができませんでした。
B級映画の手作り感ではなく大作アクション特有のクセのない大衆受けする工業製品感。
これがバイオ5で感じた私の感想です。
そしてその工業製品感がさらに強まった結果がバイオハザード6という悲劇を生み出しました。
開発者側のこだわりはなく、「ユーザーのため」という履き違えた考えがあのような八方美人でなんの面白みもないゲームを生み出してしまいました。
バイオハザードというのはユーザーが望むものを作るのではなくユーザーの予想を良い意味で裏切るものを作ってきたはずでした。
それができなくなった今のカプコンには面白いバイオハザードなど作れるはずありません。
そして今後は過去の作品を焼きまわして小遣い稼ぎをするのでしょう。
そのような保守的発想になっている時点でバイオハザードシリーズにもはや明るい未来はないと言えます。
・リメイクバイオハザード2など絶対作れない
「バイオハザード2もリメイクバイオ1のように作り直されるかも」などという期待をしてはいけません。
リメイクバイオは初代バイオを作り出した三上氏がリメイクしたからこそあのような名作になったのです。
現在のカプコンにはあのような素晴らしい作品にリメイクできる力はありません。
もし仮に作り直したとしても必ず悪い意味で期待を裏切られる結果となるでしょう。
過去のバイオシリーズをプレイしたことのない人が「バイオハザードってこんなに面白いんだ」ということを分かってくれる機会が増えてくれることは純粋に嬉しいです。
ですがカプコンには「昔の作品で小遣い稼ぎしてやろう」という甘い考えだけは止めていただきたいです。
クリエイティブなことをする会社が焼きまわし商法の先に行き着く先は確実に破滅です。
日本を代表するゲーム会社としての誇りをカプコンには捨てないで欲しいものです。