今回は雑誌「週刊ファミ通」にて夢の対談が実現したコナミの小島秀夫監督とタンゴゲームワークスを率いる三上真司氏がそれぞれ目指す「ホラーゲーム像の違い」についてまとめていきます。
これはタンゴゲームワークスに小島監督がお邪魔した際に撮った写真です。
ベゼスタの人気タイトル「Fallout」の等身大フィギュアの存在感がスゴイですね!
そして小島監督がオシャレ!
それはさておき、これからホラーゲームを発売するお二人。
今回の対談も非常に面白い内容となっていました。
▪︎ホラーへの耐性がゲームに与える影響
小島監督はなんとホラーが苦手らしいです。
それに対し三上氏はホラーは怖くないと話しています。
このホラーへの耐性はお互いが現在開発中のゲームに強い影響を与えているようです。
現実には存在しない霊のような存在、いわゆる心霊系のホラーはダメなんだそうです。
しかしあえて今回は自分の苦手なホラーで徹底的に怖いゲームを作ると話しています。
ホラーゲームというのはあまりに怖すぎるとプレイヤーが途中で投げ出してしまってクリアまでいかずに止めてしまう。
小島監督「P.T」について語る ‐ ニコニコ動画:GINZA
普通のゲーム会社が避けて通る所をあえて全力で突っ込む姿に小島監督の良い意味での悪戯っぽさが見え隠れしている気がします。
それに対し、現実に存在するもの以外は怖くないと話す三上氏はサイコブレイクで「恐怖を克服する」という所に力を注いだようです。
あくまで恐怖というのはそれを乗り越えた時の達成感を得るためのエッセンスのようなものという捉え方なのでしょうか。
また、あえて画面上の情報量を減らすことで逆にプレイヤーに想像させる怖さを演出しているようです。
現在のゲームハードは性能が高いのでたくさんのオブジェクトを作れますが、作らない方が怖さに良い影響を与えるそうです。
長くなりそうなので今回はここまで。
続きはまた次回に!